先輩「俺も昔は先輩や上司の背中を見て学んだもんだよ。ん?なに、見てんだ??」
後輩「先輩、なで肩っすね」
先輩「そ、、、そうじゃないんだよ。。。」
こういう会話って居酒屋で聞こえてきたことありませんか?
実は私もお世話になった社長に、
私 「初めてやる事だし分からないので、マニュアル作ってください」と働いている当時に言ったら、、、
社長「う~ん、マニュアルって一見効率良さそうだけどそれって会社側の効率だよね?
Aさんは紅茶が好きで、Bさんはコーヒーが好きなのに、ぜーんぶ無視して来客全員に緑茶出すようなもんやで?
ウチはそういうの求めてないから」
私 「分かりました。じゃあ、私がいいと思う方法でやってみます。失敗しても怒らないでくださいね」
社長「うん、まずはやってみて」
どうなったかというと、、、爆裂怒られました(笑)。
そりゃあもう、何回も!
ここだけ切り取って話したら「そんな理不尽な!」と思うかもしれませんが、同じくらいに許してもくれましたし、それ以上に理解しようとしてくれた懐の大きい人でした。
今となっては笑い話で、食事に行く度に懐かしいなぁと話しています。
あなたの職場でも、こんな一連のやりとりありませんか?
・1から10まで教えてくれないならマニュアル作ってよ。
・マニュアル通りにやりましたって言うけど、この状況でそれはおかしいって思わないの?
・A「どうして、分からない時点で確認しなかったの?」
B「マニュアルには書いてなかったんで」
A「もう、いいわ」
恋愛マニュアルに好きな人を落とすには素直に気持ちをぶつけろと書いていたら、あなたは好みの異性に会った瞬間に「好きです、付き合ってください!」って言いますか?
それが戦略なら別ですが、多くの場合はドン引きされるかその後は音信不通でしょう。
そんな事しないでしょ!って思いますか?
よく考えてください、それがすでに出来ているなら世の中にマニュアル本なんて存在しません。
あなたのちょっとした言動が、他人を不快にさせているかもしれません。
多くの日本人は断ることや注意を嫌がり、無意味な穏便さを重視します。
つまり・・・
あなたが犯したミスを教えてくれる人は、本当に少ないのです。
あなたは陰で文句を言われているかもしれないのです。
マナーとは「相手を怒らせない」ことです。
「社内」で出来ないことは「社外」でも出来ないのです。
あなたのマナーが悪いと、会社の売り上げが落ちるんです。
あなたのマナーが悪いと、相手がやる気を失くすのです。
会社のマニュアルを作ることは無駄ではありません。
使い方にテクニックが必要なんです。
多くの経営者が陥っている後進育成、営業力強化の悩みは実はコレで解決します。
コロナ不況を生き抜くコツは、アナログ力を高める事。
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